症例紹介
予防歯科
歯周病治療 50代女性
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before
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after
『歯周病で歯を失いたくない』
と、当院にて定期的に通院されている患者様です。
歯周病とは、細菌の感染によって引き起こされる細菌感染症で、歯のまわりの歯ぐき(歯肉)や、歯を支える骨などが溶けてしまう病気です。
進行すると膿がでたり歯が動揺してきて、最後には歯を抜かなければならなくなってしまいます。
大人の病気と思われがちですが、子供から大人まで誰でも発症する可能性があります。
今回の患者様は歯周基本治療(歯垢歯石の除去、噛み合わせ調整、ブラッシング指導)を行いましたが、すでに歯周病が進行してしまっている部分は歯周ポケットが改善しませんでした。
(黄色線が骨の位置、部分的に下がっているのがわかります)
深いポケット内では細菌が生息し、ブラッシングで除去できないためさらに歯周病が進行してしまいます。
そのため歯周組織再生療法(特殊な材料を用いて部分的に骨を再生させる手術)を行い、外科的にポケットの深さを減少させました。
(黄色線の骨が再生し平坦化しています)
歯周病は予防でき治療もできます。
重要なのは、診断、治療、予防、定期健診です。
歯周病は、20~30代ごろから症状を感じることなく進行し、重症化するまで気づきにくい病気です。
そのため当院では予防歯科にも力をいれています。
フッ素塗布などの予防処置に加えて、専用機器を使ったお口のクリーニングや、患者さまの状態に合わせた歯みがき指導などを行っています。
「通院」と言っても数ヶ月に1回程度ですから、まずは気軽に予防を始めてみてはいかがでしょうか。
患者様の希望に合わせた治療計画のご相談は有田市の大浦歯科医院までお気軽にお問い合わせください。